2016/08/30 22:52
14歳のころから、一年のうちの半分以上をインドで暮らしていた著者。
そんな著者にしか知りえない、生活者たちの飾らないインドを描いた、
これまでにない味わいのインド本。
著者渾身の、インドの香りが伝わる挿絵も必見です。
この本にはインドの遺跡や観光名所はひとつもでてきません。
そのかわり、ぼくがインドで暮らすなかで出会った人やできごと、
忘れられないインドのかけらがぎゅっとつまっています。
遠い日本に暮らしていても、彼らはすっとやってきて隣に座り、
ぽんと肩を叩いてくれる気がします。――「はじめに」より