2016/04/20 19:21
今日もお客さんと著者の山下さん(旧ガケ書房店長)が
お坊ちゃまのようで優しそうと言う話になりました。
が、それを打ち砕く山あり谷ありの熱いエッセイ。
京都の、みなに愛された本屋さんの本です。
2004年、京都市左京区北白川にオープンし、
2015年2月に店を閉じるまで、ずっと、ガケ書房は、
どの本屋さんにも似ていない、オリジナルな本屋さんで
あり続けました。
そうした本屋さんは、どういうふうにして、出来上がったのか。
店主は、なにを考え、どのように試行錯誤したのか。
『ガケ書房の頃』は、その店主による、赤裸々な書店論であり、
エッセイ集です。
なにも持っていなかった若者が、90年代、ゼロ年代を、
ときに唐突に、ときに楽観的に、ときに歯を食いしばりながら、
駆け抜けた、時代の記録。
本屋さんの青春期。
いしいしんじさん、友部正人さん、小沢健二さんなど、
ガケ書房を愛した人たちも、重要な役回りで出てきます。
カラーページも16ページ、ついています。(夏葉社HPより)