2019/08/17 22:44

1,200年以上の歴史の中で育まれ、今日、観光客・美食家にもてはやされる京料理ですが、
夏目漱石・谷崎潤一郎・林芙美子など明治から平成にかけて京都に訪れた文学者たちは、
京都で何を食べ、何を感じていたのでしょうか。
近・現代を中心とした約50名の小説家・文化人たちの作品にみられる記述・表現を通して、
京都の食の今昔や現代との相違を探ります。
そして書き手の個性や時代相を通して、現代人の美食ブームとは一味違う味覚、

または不変な美味の世界を照らし出します。