2017/10/15 01:45

答えはいつもふたつある。

吉田篤弘が、京都の街を歩きながら
「本当にそうか?」と考えたこと。

ミシマ社創業十周年記念企画

この街で考えたことを、これまでに何冊かの本に書いてきた。

ただ、それらのほとんどは小説だったので、
物語のどの部分が京都で考えたことであるかは判らない。
いまこうして書き始めたこの本は小説ではなく、
京都で考えたことをありのままに書こうという本である。――本文より