2017/04/24 16:42

著者は、木版画家の山高登さん。
山高さんは昭和53年に『昔日の客』をつくった
編集者でもあり、弊社にとっての恩人です。



山高さんは戦後間もなく、新潮社に入社され、
内田百閒、尾崎一雄、上林曉、香月泰男らの本を
担当されました。
今年91歳になった山高さんに、その美しい本作り、
作家とのエピソードについて聞き書きいたしました。
武井武雄、谷内六郎、島村利正、小沼丹らも登場します。

『東京の編集者』にはそのほかに、いくつかの書影、書票、
そして、山高さんが撮影したすばらしいモノクロ写真が
32ページにわたって収録されています。

計148ページの贅沢なバラエティブックです。(夏葉社)